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** シレン ぎんが小説 [#s694897a] 前に出る言葉 − シレン ぎんが小説 第○話 − 内容 ●第一話 おふさが その知らせを うけたのは ちょうど 2日前の いまごろだった。 いつもやさしい手で「おふぅ おふぅ」と かわいがってくれた そふ。 そのそふが とつぜん しっそうしたという。 たった ひとことを のこして…。 −火迅風魔刀− と…… 〜つづく〜 ●第二話 おふさには わからなかった。 なぜ あのガンコで りちぎな そふが かぞくにも つげずに 消えたのか。 よほどのわけがあったに ちがいない。 しかし… なぜ…? そして「火迅風魔刀」とは…? そんなことを くりかえし思いながら カゴは もうすぐ ナタネ村につこうとしていた。 〜つづく〜 ●第三話 ナタネ村の おばのところに きてから みこくぐらいは すぎただろうか。 「いそがしいからあとで」と いったきり おばは ひっきりなしにおとずれる客の おうたいに おわれている。 この村は いつから こんなに活気のある ところになったのだろう? むきりょくで 自分たちでは なにひとつ かいけつしようとしない。 そんな村が いやになって 出ていったというのに。 〜つづく〜 ●第四話 村人たちは のみくいしながら くちぐちに 「城が」「城を」と うれしそうに かたっている。 城…? いいつたえの 城…? そふが 消えたことと 何か かんけいが あるのだろうか…。 そして この 2階に ただよう ほのかな ケモノの においは…? 〜つづく〜 ●第五話 ゆっくりしては いられない。 日がくれる前に 中腹の おじのところに 向かわねば。 すまなさそうに 引きとめる おばに れいを 言い いそいで シュテン山に むかった。 〜つづく〜 ●第六話 こうして 剣をあつかうのは ひさしぶりだ。 中腹の おじのところにつくと おさない少女が 店番をしていた。 おじは 小屋のうらてに いるらしい。 「ごめんな おふうちゃん おやじのこと おれたちじゃぁ なにもわからなくて…。 「おふうちゃんなら 何か わかるんじゃないかって… 〜つづく〜 ●第七話 けっきょく おじから えられたことは ここ何年か そふが 何かあたらしい剣の けんきゅうに とりつかれていたこと。 そして そのかていを つづった そふの 日記が のこっていることくらいだった。 日記にはこう書かれている… 〜つづく〜 ●第八話 ○月○日”カタナをこえるカタナ”の そんざいを しった。 ○月○日いくつかの剣を うってためしてみたが 何も えられなかった。 何かが 足りないのだ…。 ○月○日”カタナをこえるカタナ”は 名を”火迅風魔刀”と よぶらしい。 〜つづく〜 ●第九話 ○月○日きんぞくの はんのうからして どうやら カタナを 母体にして 作り出すことは まちがいない。 ○月○日いろいろと ためしてみる。 合成して 印を ある じゅんじょで ならべてみたが… ちがう。 ○月○日いろいろと ためしてみる。 合成の印が 満たされたときに わずかな はんのうが あるようだ。 ○月○日いろいろと ためしてみる。 へんげの壺に 何度も 入れてみたが 特に はんのうは えられなかった。 ○月○日きほんてきなことを 見のがしていることに 気づく。 〜つづく〜 ●第十話 ○月○日きほんてきなことを 見のがしていることに 気づく。 きたえぬいたカタナでなければ 意味が なかったのだ。 ○月○日ついに 完成した。 すばらしい 剛刀の かがやきだ。 しかし… しかしこれは… 〜つづく〜 ●第十一話 (日付なし)わたしは けっしんした。 この剣とともに 最後の旅に出よう と。 この剛刀は 世に 出してはいけない。 ……ここで 日記は 終わっている。 きっと そふは この後 あてのない旅に 出ていったのだろう。 おじや おばには けっきょく しっそうのりゆうは なにもわからなかった と うそを ついた。 そして この日記は… 〜つづく〜 ●第十二話 そして この日記は 心ある風来人の手に ゆだねよう。 私は おじの家の 正面に つんである 木箱のすきまに そっと隠し ナタネ村を あとにした。 〜〜完〜〜 後に出る言葉 あまりのことに ひょうしぬけして
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